『日本の歴史』は、有名どころの出版社各社から出版されており、日本の歴史をサラッと理解するのに最適な学習漫画なので、ぜひ一家に1セットは欲しいところ。
ただ、全巻セット購入だと値段も高いし、場所を取るので、厳選して一番のお気に入りを買いたいですよね。
今回、実際に購入するにあたって、調べに調べたのでそのことを書きます。
この記事では5社すべての『日本の歴史』を図書館で実際に読んで比較した感想と、一番のおすすめについて書きます。
日本の歴史漫画がおすすめな理由
歴史と言うのは、今の時代にはもうないものや考え方に触れることだったりするので、特に子供にとってはなかなか想像しにくいですよね。
イメージしにくいものは、覚えらえません。
なので、「漫画」をとっかかりに歴史学習の入り口に立つことは非常に重要なことだと思います。
漫画で親しみを感じ、歴史の世界にどっぷり浸ってもらう…。
これが、歴史学習を極める最短ルートだと思います。
一番おすすめの日本の歴史漫画 角川
結論から書きますと、我が家で購入したのは角川です。
公式サイトから試し読みができます。
角川は時代の流れをとらえやすい構成になっていたのが一番の決め手でした。
人物中心という感じではないのですが、ザっと大まかに流れを捉えるには最適な構成となっています。
もう1つの魅力として、「よくわかる近現代史」という全3冊のシリーズが付属。
第一次世界大戦から平成の終わりまでを全3巻で詳細に描き、「難しい」「わからない」と敬遠されがちな近現代史が、小学生でもすいすい理解できます。
スタジオジブリの近藤勝也さん、「ケロロ軍曹」の吉崎観音さん、「DEATH NOTE」の小畑健さんほか、児童文庫で人気シリーズを手がけるイラストレーターさんがイラストを描いています。
巻ごとに描画がかなり違いますがそれも一つの味かと思います。
おすすめ日本の歴史漫画、その他4選
学研
参考書の会社だけあって、巻末に歴史資料が載っています。
全ページフルカラーで見やすいです。
ただ、色の塗り方もべた塗りではないので、フルカラーでも目に優しい感じです。
絵についても男子・女子ともにウケの良さそうな描画となっていますよ。
また、その時代についてただただ描写されているのではなく、学研の漫画は、人物を軸としているため、人物を掘り下げるには良い作りだなと思いました。
2020年6月に5大特典付(金印レプリカ・平成史・歴史年表・寝る前5分暗記ブック・特製エコバッグ)セットが発売されました。
講談社
全員メジャー誌での連載経験がある実力派漫画家が表紙だけでなく全ページを描きおろし。
何度でも繰り返し読みたくなる面白さです。
難関大学受験対策レベルの情報量が漫画にちりばめられています。
その出来事が「なぜ起きたのか」を考えさせる1話ごとのトビラや各ページに挿入された3600本のマメ知識、最新研究などのコラムも充実しており、圧倒的な情報量で受験にも立ち向かえます。
中学受験だけでなく、長く使えます!
歴史人物データカード全120枚がついているので、こちらと迷いました!
日本の歴史の最重要人物120名の年号と主な出来事や活躍といった情報が解説されています。
小学館
老舗であるがゆえに、パッと見すぐ分かると思うのですが、絵が古い感じがする。
かっこよさとかはないです。うちの子はこれがダメでした…。
また、ストーリーがつながっていないように感じたり、どうしても「勉強的な説明」になってしまう箇所が割と目立ち、その世界にのめりこめなかったです。
ただ、GOODポイントとして、要所要所のコマで、非常に絵の描写が細かいと感じました。
漫画でありながら、歴史の「資料集」としてじっくり眺めると、当時の人の生活がイキイキと伝わってくる感じがしました。
価格はやや高め。
集英社
特筆すべきは近現代史の割合が多いことです。
私達大人は実際に生れ落ちて生きていた時代なので、それが歴史漫画に載っているのを見ると、なんだか感慨深い気持ちになりました。
全ページフルカラーとまではいきませんが、カラーページの割合も多く、読みやすいです。
小学生におすすめの日本の歴史漫画の選び方
図書館で借りてたくさん下調べをした後でこんなこと言うのもなんだかな…という気もしますが、結論を言うと選び方は「子供に選んでもらう」が一番かと思います。
なぜなら、各社特徴こそあるものの、内容が間違えていたりすることはもちろんなく、やはり大事なのは相性だと思うからです。
なので、図書館に行き、お子さん自身に1巻を読み比べてもらうのが一番いいと思います。
相性の良い「日本の歴史」漫画が見つかりますように!