長年使っていたCanonのプリンターが壊れてしまいました。
下の記事👇のような感じで、兄の幼児教育のころから使い倒していたので仕方ない。

「新しいのを買おうかな~」とぼんやり考えていたとき、「そういえばSAPIX入室説明会のときに先生が『A3対応プリンターがあると良いですよ』とおっしゃっていたな」と思い出しました。
そこで家電量販店に行き、「塾の復習などに使いたいのですが、おすすめの機種はありますか?」と聞いてみました。
すると、量販店の方も慣れているのか、「それでしたら!」とある機種を教えてくださり、性能に納得して実際に購入しましたのでご紹介します。
この記事ではSAPIX生(中学受験生)にプリンターが必要な理由と、おすすめのA3対応複合機について書きます。
いろいろ比較サイトもあるかと思いますが、「時間もないし、あまりあれこれ悩まずに購入したい!」という方にはおすすめの内容です。
この記事の一番下に、ブラザー機種の選び方早見表を載せました✨
お時間のない方は、そこだけご確認いただければと思います。
Contents
中学受験勉強にA3対応プリンターが必要な理由
SAPIXの教材はB4・B5サイズが主です。
ご参考までに、B4・B5ってこんなサイズです👇

ビジネス文書ではA4・A3しか使わないので、私は一瞬「B4・B5って、どんな大きさだっけ?」となりました。
B4・B5は一般的に学校で配られるプリントのサイズですね。
では、SAPIXの教材はB4が多いのになぜ「A3が必要」と言われるのでしょう?
それは、過去問の解答用紙がA3やB4が多いからなのだそうです。
つまり、SAPIX生に限らず、中学受験生にとってはA3プリンタが必需品ということですね✨
一番おすすめはブラザー(Brother)MFC-J6983CDW
我が家で購入したのはブラザーのMFC-J6983CDWという機種です。
👆MFC-J6983CDW
まず、A3対応もできるようなビジネス用複合機のメーカーとしては、他にエプソン(Epson)と迷いましたが、店員さんはブラザーを推していました。
店員さんから一通り話を聞いた後に、サクッとネット検索したところ、中学受験ではブラザーを選ばれている方が多い印象だったので、まずメーカーはブラザーに決めました。
まずはメーカーをどこにするか決めないとどんどんブレていくので、先にメーカーを決めてしまうことをおすすめします。
そして、その後に、ブラザーの中の数機種で迷いましたが、その話はまた下に書きます。
実際に購入したブラザーのMFC-J6983CDWの利点…というか、「こういう条件で探しました」というのがこちら👇
- 用紙トレイが2段あり、2種類の用紙を入れっぱなし可能
- 自動原稿送り機能があり、自動両面コピー・スキャン可能
- A3対応
- カラープリント可能
- 高速プリント
- ランニングコストが安い
一つ一つ説明します📝
用紙トレイが2段あり、2種類の用紙を入れっぱなし可能
ブラザーの複合機には、用紙トレイが1段のもの、2段のもの、3段のものがあります。
当然、1段のものが一番安価で、3段のものが一番高価です。
割と悩むところですが、とりあえず現状はSAPIXテキストの主流のB4とB5の2種類の用紙がサクッと使えればよいと思ったので、トレイ2段のものにしました。
トレイ1段だと、小6になってよりヘビーに使うようになったとき、紙の入れ替えが面倒くさくなり後悔しそうな気がしてやめました。
自動原稿送り機能があり、自動両面コピー・スキャン可能
これは、地味にぜ~~~ったいに必要だと思います。
ADFとはオートドキュメントフィーダーの略称で、複合機などで、自動で複数枚の原稿を送り、まとめて読み取ることができる機能のことです。
1枚ごとの原稿の交換が不要となるので、この機能があるのとないのとでは作業効率がものすごく変わってくると言っても過言ではないと思います。
Canonプリンターが壊れてない内からでも買っておけば良かったと後悔しているほどです。
作業のイメージをSAPIXのテキストで例えてみます。
SAPIXのテキストは紙をホチキス留めしたものなので、
- ホチキスをはずして、
- 自動原稿送り装置(複合機の一番上のところ)にセットし、
- ボタンをポチっと押すだけです。
これで、両面コピー・両面スキャンが自動でできます!
また、後から「他機種との比較」でも書きますが、同じくブラザーのMFC-J6583CDWでは両面原稿を自動で両面コピー・両面スキャンできないので要注意です!
A3対応
先述の通りの理由で、中学受験生にとってはA3対応機種が望ましいです。
カラープリント可能
私は主にポスターを印刷するときにカラープリントを使っています。
ポスターというか、「壁に貼っておいて、目についたときに覚えてくれたらいいな…」くらいの気持ちで暗記モノを家の各所に貼ってます。
あとは、妹の『きらめき算数脳』(SAPIXの市販問題集)をコピーして使っています。
こちらはオールカラーの思考系問題集で、問題文中に色についての言及がある問題については、カラーでコピーする必要があるのです。

ランニングコストが安い
こちらの機種のランニングコストは割と安価な方だそうです。
店員さんが比較表で説明してくださったりするので、気になる方はお店で一度説明を受けられると良いかと思います✨
ちなみに1枚あたり、カラー6円、モノクロ1.3円です。
ブラザー(Brother)MFC-J6983CDW 注意点
他機種との比較を書く前に、「もうこの機種【MFC-J6983CDW】で良いかな✨」と決断され、ここでこの記事を閉じそうな方に向けて、購入前の注意点を書かせていただきます。
この機種独自のマイナス点ではありませんが、事前に注意しておくべき点となります。
重くて大きく置き場所に困る
ある程度は覚悟されているかと思いますが、本当に重くて大きいです💦
外形寸法(横幅×奥行き×高さ) | 575×477×375mm(突起部を除く) |
---|---|
質量(消耗品含む) | 約23.4kg |
配送を依頼する場合は、宅配ボックス不可指定にし、できれば家の内部まで運べるような方がいらっしゃる時間帯を指定したほうがいいと思います。



我が家は狭いので、正直、置き場所にちょっと(だいぶ)困ってます。
さらには、A3をトレイにセットしておきたい場合、常に前面にトレイが出っ張っている状態となりますのでA3用紙を常用しようとしている方は要注意な点かと思います。
非純正の消耗品使用は保証の対象外になる
純正インクはやはり高価なので、互換インクと迷うところです。
今のところ我が家では純正インクを使用しておりますが、調査してみて大丈夫そうなら互換インクを試してみようかな…と思います。
ただ、非純正の消耗品を使用して故障した場合は保証の対象外となります。
参考ページ:非純正品を使用すると…(ブラザー公式サイト)
ブラザー複合機 他機種との違い・比較
さて、今まで書いてきた通り、イチオシはブラザーの「MFC-J6983CDW」なのですが、やはり他機種も気になるところだと思います。
そこで、「MFC-J6983CDW」との違いを以下に書きます。
家電量販店の店員さんから教えていただいたことをピックアップして書いており、スペックすべてを比較して記述しているわけではございません。
また、念のためブラザー公式サイトでもご確認ください。
MFC-J6997CDWとの違い
👆MFC-J6997CDW
MFC-J6997CDWのほうがランニングコストが安いです。
カラー3.7円、モノクロ0.7円となっております。
MFC-J6983CDWはカラー6円、モノクロ1.3円なので、やや高いですね。
だったら、MFC-J6997CDWがいいと思われると思うのですが、本体購入価格がMFC-J6983CDWより約3万円高いです。
販売店さんによっては2倍近くとなっていますね。
私が受けた説明ですと、モノクロを50,000枚刷ってやっとMFC-J6997CDWを買って良かったという計算だそうです。
我が家初のオフィス用複合機購入ということで、最初からそこまで高価じゃなくていいかな…という結論に達しました。
一応、いずれも高耐性機種として15万枚刷りに耐えられるとうたっていますが、いつ故障するか分からないですし…。
というか、いくら中学受験で酷使するといっても、一般家庭で5万枚も刷るのかな?
また、店員さんは「互換インクを使えばMFC-J6983CDWのインク代も、MFC-J6997CDWを純正インクで使った場合と同等に抑えられますよ」とおっしゃっていました。
実際ネットで調べてみてもだいたいそんな感じですね!
非純正インクを使用したことによって故障しても保証の対象外です。
MFC-J6999CDWとの違い
👆MFC-J6999CDW
こちらは、「上で説明したMFC-J6997CDWと同じ内容だがトレイが3段である」という説明を受けました。
MFC-J6999CDWとMFC-J6997CDWの価格差は18,000円程度でした。
イチオシのMFC-J6983CDWとの価格差は45,000円程度。
MFC-J6983CDWとの違いは、トレイの段数と、ランニングコストです。
それだけで、45,000円の価格差は決して安くはないと私は考えます。
MFC-J6583CDWとの違い
👆の2機種はいずれもイチオシのMFC-J6983CDWよりランニングコストが安いものでした。
次の比較はイチオシのMFC-J6983CDWとランニングコストが同じであるMFC-J6583CDWとの違いになります。
👆MFC-J6583CDW
今から書くことは重要です!
MFC-J6583CDWは、イチオシのMFC-J6983CDWと比べて、1万円ほどお安いんですよね…。
パッと見の違いとしてすぐ目に付くのはトレイの段数です。
MFC-J6583CDWは1段ですね。
と一瞬考えます。
などと悩むわけです。
でも、違いはトレイの段数だけじゃないんです!
MFC-J6583CDW(トレイ1段のほう)は、両面コピーが自動でできません!
※片面ずつコピーし、それを両面に印刷することは可能。
両面同時スキャン機能も付いていません。
我が家でも「トレイが1段しかないのは難点だけど1万円安いからな~」とMFC-J6583CDWを検討しました。でも!!
SAPIX教材である複数枚の両面原稿をサクサクと両面コピー・両面スキャンして使用したいのにMFC-J6583CDWだとできないということ。
知らずに購入していたら…と考えると危なかったです💦
この点は、メーカー側ももう少し大きく注記しておくべきではないかなぁと思いました。
いくつかレビューサイトを見ましたが「知らなかった」と書いている方は、数名いらっしゃいました💦
中学受験生用プリンターの選び方 まとめ
まずはメーカーを絞るのが大事かと思います。
そうでないと、ブレにブレてなかなか機種を絞り込むことができません。
決定打がなく迷う場合は、中学受験生が多く使用しているブラザーが、やはりオススメ。
こういう高価な機械って、いくつも買って同時並行で比較してる人ってあまりいないと思うので(壊れたので買い替え…とかはあると思いますが)、購入して問題なく使用している方のレビューを信用して買ってしまうのがいいと思います。
以後はブラザーに絞った方のみのまとめなのですが、
- 絶対5万枚以上刷る & トレイは3段がいいMFC-J6999CDW
- 絶対5万枚以上刷る & トレイは2段でよいMFC-J6997CDW
- 5万枚刷るか分からない & 自動両面スキャンと自動両面コピーが必須MFC-J6983CDW✨イチオシ
- 5万枚刷るか分からない & 自動両面スキャンと自動両面コピーは特に要らない & トレイは1段でよいから安価で購入したいMFC-J6583CDW
となります(上から高い順です)。
大多数の方には、やはりMFC-J6983CDWが適しているのではないかなと思います。