妊娠時、兄妹どちらのときも、つわりが酷かったです。
吐き気とめまいで電車に乗れなくなり1ヶ月欠勤。
ただ、1ヶ月強でなんとか職場復帰。
その後、産休に入るまでは、まあまあ快調に過ごしていました。
通勤電車で立っているときに、お腹の張りは少しだけ気になっていたけれど…。
つわり後もまた大きなトラブルが待ち構えているなんて、思ってもみなかった。
この記事は、自覚がなかった私が切迫早産と診断されてから、実際に出産するまでの体験談を書いています。
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病院が変わって分かった切迫早産
私は、産休に入るまでは、地元の病院に通院していました。
ですが、実際に産む病院は家から1時間強の有名なA病院を予約していました。
完全な無痛分娩を希望していたからです。

地元の病院の先生は緩い男性だったけど、A病院の先生はキレッキレのベテラン女医さんでした。
産休に入ってからは、A病院に通うことに。
出産前職場最後の日は、皆さんに祝っていただきながら、職場をあとにしました。
ところが次の日(妊娠31週3日)、さっそくA病院を訪れると…。
A病院の先生から、開口一番くらいの勢いで、
なんと、
前の病院ではちゃんと診てもらってた?!
切迫早産です。はい、入院!
と言われたのです😖
切迫流産・切迫早産の意味
私は、恥ずかしながら、切迫早産の意味を知らず、先生から聞いたとき、
と慌ててしまいました。
すごく心配したのを覚えています。
後で知ったことですが、「切迫流産」「流産」「切迫早産」「早産」という言葉を、聞いたことはあっても、私のように定義の違いは知らない方も多いようです。
意味は以下の通りです。
切迫流産
妊娠初期から妊娠12週までに、流産になるおそれがある状態。
症状は、出血と下腹部痛や腰痛など。
※実際に赤ちゃんが亡くなってしまうのは、「流産」。
参照元:こちら
切迫早産
妊娠22週以降で37週までに、おなかが頻繁に張ったり、子宮口が開き始めて赤ちゃんが出てきそうだったり、破水をしてしまったり等と早産になりかかっている状態。
※この時期にもう出産してしまうことは、「早産」。
参照元:こちら
切迫早産、上の子がいるから入院はできない
全く予期していなかったですし、上の子がいるので入院は難しいと思いました。
そこで先生に「入院は厳しいのですが、他に方法はないでしょうか?」と聞いたら、
本来は入院すべきですが、一旦はウテメリンという薬で様子見も可能。
でもまた数日後に来てください。
今の時期は40ミリくらいあるべき子宮頸管が22ミリで、あと2ミリ短くなったら入院よ!
と言われました。
ウテメリン…。
聞いたことがある。
前の職場(激務)で、バリキャリの女性上司が、
「私なんて、ウテメリン飲みながら、最後まで働きまくったわよ」
みたいなことを言っていたのを思い出しました。
辛かったウテメリンの副作用
私が飲むことになったウテメリン。
どんな薬?
子宮の収縮を抑える薬です。
お腹の張りや下腹部の痛みをとり子宮の状態を正常に保って流産や早産の進行を抑えます。
妊娠16週以降37週未満の方に使用します。
引用元:こちら
副作用がバッチリありました…。
私の場合は、手が震えました。
手が震えるくらいたいしたことなさそうなのですが、これが、日常生活に支障をきたすほど実は厄介なものでした。
他にも、以下のような副作用があるみたいです。
ウテメリンは子宮に選択的に作用するお薬です。
しかし交感神経を刺激することによって副交感神経を抑制する薬なので、人によっては心悸亢進(動悸:心臓がドキドキする、脈が速くなったりする)や手が震える、顔が赤くなる、吐き気などの症状が出る場合があります。
これらの症状は薬の使い始めにみられることが多く、さほど強くなければ服用を続けることが一般的です。
2~3日して体が薬に慣れてくると落ち着きます。
心臓がドキドキする時には、食事のすぐ後に服用したり、体の左側を下にして横になって安静にすることで、副作用の出方が少なくなったとの報告があります。
このような症状がひどい時や不安な時には、医師や薬剤師、看護スタッフに相談してください。
きわめてまれなケースですが、次のような症状が起こったときには重大な副作用のはじまりである場合があるので、服用を止めてすぐに医師に連絡してください。
・筋肉が痛む、力がぬける、尿が赤褐色になる⇒横紋筋融解症
・倦怠感、歯茎から出血する、あざができる⇒汎血球減少
・とても喉が渇く、水分をとても摂りたくなる、おしっこの量が多くなる⇒高血糖、糖尿病性ケトアシドーシス引用元:こちら
その後も、通院するたび「入院をおすすめするけどねぇ」と言われながら、ウテメリン服薬でしのいでいました。
切迫早産で指示された絶対安静
ウテメリン服薬以外に指示されたこと。
「絶対安静」
と、その女医さんは言い放ちました。
ちょっとカッコよかったです。
「絶対安静。ずっと寝ててください」
私は寝るのが大好きで。
なので、これを聞いた瞬間は不謹慎ながらちょっとワクワクしました。
でも、次の瞬間、
上の子の送迎なんて、絶対だめですよ?
お風呂もだめです。
体を起こしていいのはトイレのみ!
と言われ、ショックを受けました。
事の重大さを認識しました。
極力、重力を縦に受けるなということのようです。
お風呂もだめとは。
秋~冬だったのが、せめてもの救いでした。
また、上の子の送迎は、義母や母(遠方在住)に来てもらって、なんとかしのぎました。
最初は上の子の送迎があるからと入院を拒否していたのですが、結果、送迎を始めとしたお世話も全くできず、家でただ寝ているだけの人となってしまいました…。
切迫早産の自宅安静、いつまで?
さて、最初は「ずっと寝ていなさい」の指示に、
なんて思っていた私ですが、日が経つごとに何もできない自分にイライラしてくるし、いつまで続くのだろうと絶望感が襲ってきました。
32週3日の妊婦健診では、またさらに子宮頚管が縮んでしまっていました。
なので、ゆったりできるということで通院にもタクシーを使いました💦
33週3日では子宮頚管は伸びてきている(30ミリ)が、子宮口が開いてきていると言われました💦💦💦
怖すぎです。
ただただ、まだまだお腹にいてね!と願いました。
ウテメリンや絶対安静は、正産期に入るまでだから、絶対安静を言い渡されてから40日間横になりっぱなしなんだなと計算しながら過ごしました。
切迫早産のため計画分娩日を早めることに
35週3日の妊婦健診では、子宮頸管14ミリに。子宮口は2センチ。
結果、もともと決めていた計画分娩日(38週3日)から、さらにお産を早めようということに💦
そして、36週3日の通院時には、子宮口3センチ、いつお産になってもおかしくないと言われてしまいました。
でも「正産期(妊娠37週~41週)に入る、37週までは何とか持ちこたえて!」と思っていました。
すると…。
ついに来た陣痛
36週6日、ついに陣痛のようなものが来てしまったようなのです。
まだウテメリンも飲んでいたし、絶対安静(という名のゴロゴロ)も厳守していました。
と、心の中で叫びながら病院に移動。
実は、経産婦なのに「あれ? これって陣痛かなぁ?」と自信が持てずにいたのだけど、病院が遠かったので用心して確信が持てないまま移動。
やっと着いたら、本格的に痛くなり始め…。
このままやったら1日早いってだけで早産だ!
よく分からないけど、なんとか明日まで持ちこたえたい!
と考えていました。
それにしても、先生の見立ては当たってたんですね。
いつお産になってもおかしくない状況だということ、当たっていた。
・・・
願いが通じたのか、結局産まれたのは入院して1日後の、37週0日(ギリギリ正産期)でした。
切迫早産になりやすい仕事や原因
看護師、保育士、幼稚園や学校の教員、美容師など、立ち仕事が多い職種の人はやはり切迫早産になりやすいらしいです。
私も、お医者様に「立ち仕事ではなかったか?」と聞かれました。
立ち仕事ではないのですが、私の場合は、通勤時間が長かったのが影響していたと思います。
また、精神的なショックやストレスも早産につながるそうです。
私の場合は、残念ながら第1子のときも第2子のときも、妊娠時に夫が不安定で、それは十分に影響したのではないかと自分では思っています。
切迫早産の人はやはり早く陣痛が来る?
これは、そうとも限らないようです。
いくつか、ネット上の体験談を集めてみました。
私は切迫早産でひと月ほど入院して張り止めを点滴していました。
35週くらいで退院しましたが、結局予定日を過ぎて産まれました。
しかも妊娠中は開いていた子宮口がいざとなったらなかなか開かず、促進剤を入れて看護師さんにお腹を押されて出産しました(^_^;)。
助産師さんは「張り止めを使っていた人は微弱陣痛になりやすくてなかなかお産が進まない人が多い」と言っていました。
引用元:こちら
1人目の妊娠の時は7ヶ月から切迫早産で自宅安静でした。
38週6日で破水し、39週1日で出産しました。
破水→陣痛来ず→促進剤→超安産 でした。
引用元:こちら
看護師さんにお腹を押されたりなんてしたら、「あの張り止め漬けの日々はなんだったのぉぉぉ~?」と言いたくなっちゃいますね💦
切迫早産体験談 まとめ
40日間寝たきりになってしまったときは、上の子のお世話もできないし、さすがに罪悪感でいっぱいでした。
そして、やはり40日寝たきりだと、筋力がかなり低下しました。
私の場合は、寝たきり状態から復帰することなくそのままお産だったので、本番でいきめるかという不安がつきまといました。
結果、無事に産まれたので良かったのですが、毎日不安でたまらなかったことは今でも覚えています。
切迫早産の診断を受けたその日、電車のホームで、「切迫早産だった」と電話で実家の母に告げると、「え…赤ちゃんだめだったの?」と言われました。
「切迫早産だった(そして自宅安静になったからヘルプお願い)」というつもりでの電話だったのだけど、かなり驚かせてしまったみたいでした。
そのとき、「やっぱり『切迫早産』という言葉の厳密な意味はあまり知られていないんだ」と思ったので、今回記事にしました。
切迫早産と診断されたら、その後、入院や安静や副作用のキツイ薬の服薬、点滴など、いろいろ大変なことはあるけれど、こればかりは仕方ない!
体を休めるいい機会だと前向きにとらえて、無事に乗り越えられることを祈っています!


最後に…。
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